応用志向で新しいケミストリーを 切り拓くフロンティア集団。

先端的の物質化学を駆使して、地球環境の保全やクリーンエネルギーの 創製に向けた未来志向の研究に取り組んでいます。

物質生命化学科 教授

町田 正人

Masato Machida

触媒を切り札に環境・エネルギー問題に切り込む

 現代の化学は、異種分野との融合を繰り返して、急速な拡がりを見せています。物質生命化学科では化学を基礎に、新物質から環境・エネルギー、さらには生命現象までを視野に入れた幅広い応用分野を開拓すべく研究を進めています。世界的にも注目されているオリジナリティ溢れる成果が続々と生み出されています。

 町田正人教授は化学的な発想から資源、環境およびエネルギーに関わる問題の解決に取り組んでいます。主な研究テーマは「環境保全・エネルギー創製のための触媒物質の開発」です。触媒とは化学反応にほんの微量だけ加える「鼻薬」。しかし、触媒がなければ、ほとんどの化学反応はうまく進まないのですから、きわめて重要な存在です。地球環境を浄化し、クリーンなエネルギーを創り出すためのキーテクノロジーとして、世界中が注目しています。

最先端のフロンティアに立つ研究

 例えば、地球温暖化の原因とされるCO2の問題では、CO2削減と同時に窒素酸化物(NOx)や一酸化炭素(CO)などの有害物質も同時に抑えなくては意味がありません。そのためには触媒が重要な役割を担っており、新触媒の開発が町田教授の重要な研究テーマとなっています。

 さらにエネルギー分野では「化石燃料から水素を製造すれば、必ずCO2が排出される。CO2を出さずに水素をつくることができないか?その答えとしてソーラー(太陽光)エネルギーを使って水から水素を作り出す。」ことも、未来志向の研究テーマとして取り上げています。

 町田教授は「日本の物質化学分野の研究は世界最高レベルです。日本は資源を持たない。しかし、資源を持たないからこそ、いかに物質を創り、上手く使うか工夫し、この分野の学問が発展してきたのです。21世紀の日本の発展は物質化学分野で世界をリードし続けることができるか否かにかかっています。」と語ります。

 そのためには「周期表にある元素の思いがけない個性を見出し、無駄なく活用する物質設計法を確立することが必要です。一生のうちに純粋に研究に没頭できるのは、大学時代以外ありません。本学科では学生自身が最先端のフロンティアに立っていることが実感できるはずです」と新しい人材に期待を寄せている。

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