高校訪問・出前授業のご案内
熊本大学工学部では、教員が高等学校に出向いて、専門的な内容をわかりやすく高校生に教授する「出前授業」を実施しています。これは、大学での授業の雰囲気や、日頃授業では体験できない内容を出前授業で体験することによって、生徒に専門的な分野の内容や大学そのものに興味をもっていただくことを目的にしています。
熊大工学部の出前授業を利用してみませんか?
近年言われております若年層の理工系離れは工学部のみならず、日本社会における深刻な問題であると考えます。その解消のためには、高等学校と大学の相互協力は欠かせないものと思います。 本学部におきましては、従来から高等学校の生徒の皆さんに、工学の多様な側面や重要性を少しでも 理解し、興味を持って頂くために直接お伺いして、出前授業あるいは学部及び学科の教育・研究内容を 説明させていただき、また、高等学校の先生方からも色々なお話もお聞きし、そのご意見を参考にさせていただいております。
先生方及び生徒の皆さんにとって貴重なお時間とは存じますが、お時間を割いていただけますなら、 貴高等学校に本学部の教員が直接赴き、ご説明させていただきたいと考えております。
申込への留意事項
- 工学部では、講師の派遣に要する旅費については、本学部で負担できる場合がありますのでご相談ください。
- 学校関係者の方が、次の熊本大学高大連携推進室のHPの「出前授業申込フォーム」により申請ください。
(https://kikin.jimu.kumamoto-u.ac.jp/kodai/form.php) - 出前授業を希望される日の2ヶ月前までに申請ください。
- 派遣を希望される学科について複数の記載は可能ですが、原則として、一校につき講師一人(希望順により調整)の派遣とさせていただきます。
出前授業一覧
土木建築学科
No | グループ | 出前講座タイトル一覧 |
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1 |
グループ1
まちづくり |
ゴミ問題を考える=災害がもたらした課題(社会・理科総合) |
構造物をつくる=重力に抗【あらが】う(物理:力とエネルギー) | ||
少子高齢化と低炭素化社会を支える交通まちづくり | ||
地域の歴史とまちづくり | ||
土木遺産と地域の風景づくり | ||
高速道路の料金はどうやって決めるべきなの? | ||
ひとにやさしいみちづくり | ||
風景をデザインする | ||
風景の発見 | ||
橋、箸、端、嘴、柱 | ||
※出前講義はグループ名で申し込んでください。グループの中から打ち合わせた上で時間の合う講義を行います。 |
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2 |
グループ2
地域防災 |
地震のメカニズムと地震被害 |
崖くずれに注意しよう | ||
地域防災学のはなし | ||
沿岸災害の機構と被害特性 | ||
※出前講義はグループ名で申し込んでください。グループの中から打ち合わせた上で時間の合う講義を行います。 |
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3 |
グループ3
環境保全 |
おいしい水ってどんな水? |
川のメカニズムを探る | ||
北極圏に顕在化した地盤汚染問題 | ||
廃棄物から地下水を守れ!(日本の廃棄物処理事情) | ||
農業と環境 | ||
特殊な微生物の力で水をきれいに? | ||
河川生物や生態系に考慮した川づくり | ||
環境と放射能 | ||
鳴き砂の特性 | ||
環境を巡る元素が担う生物の盛衰 | ||
気候変動により何が起こるのか | ||
※出前講義はグループ名で申し込んでください。グループの中から打ち合わせた上で時間の合う講義を行います。 |
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4 |
グループ4
社会開発
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近世における伝統的河川工法の特徴と課題 |
材料の破壊と地震機構、そしてアコースティック・エミッション | ||
近代都市のまちづくり | ||
地下帝国ニッポン ー巨大地下施設を知ろうー | ||
X線CTで石を斬る! | ||
地下ってどんなところ? ー地下利用のすすめー | ||
土の不思議 | ||
材料の変形と破壊の解明 ーX線CTの適用ー | ||
都会の屋上に水田を作ったら | ||
ピラミッドの巨石は人工物なのか? | ||
※出前講義はグループ名で申し込んでください。グループの中から打ち合わせた上で時間の合う講義を行います。 |
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5 | 建築1 | まちづくりと歴史的な建築 (PDF) |
6 | 建築2 | 建築の計画と設計 (PDF) |
7 | 建築3 | 建築空間の快適な環境設計 (PDF) |
8 | 建築4 | 建物の構造と材料 (PDF) |
機械数理工学科
No | グループ | 出前講座タイトル一覧 |
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1 | 環境とエネルギーに貢献する熱・流体の機械テクノロジー(PDF) | 1-1.地球温暖化抑制に寄与するバイオマスの利活用(粉体専焼ボイラー) |
1-2.機械テクノロジーと熱エネルギーの有効利用 | ||
1-3.環境保全に役立つマイクロな流体~「マイクロバブル」と「ミスト」の力~ | ||
1-4.流れのサイエンス | ||
2 | 超精密加工、材料、ものづくり、マイクロ&ナノテクノロジー(PDF) | 2-1.最適設計・評価技術~3D-CAD,3Dプリンター,CAEの世界~ |
2-2.バイオエンジニアリング~医療から地球環境まで~ | ||
2-3.ものづくり基盤技術~社会を支える”つなぐ”技術~ | ||
2-4.ナノテクノロジー~極限精度に迫る加工技術の最前線~ | ||
3 | ロボット・計測制御 | 3-1.制御技術とくらし |
3-2.色々なものを測る | ||
3-3.ロボットって何だろう | ||
4 | 材料力学と設計 | 4-1.ものづくりのための設計(HTML) |
4-2.機械工学とは何か? 機械工学とは何か?について、学ぶこと、目的、他の分野との関係を説明します。また、機械技術者の活躍する場についても紹介します。 |
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4-3.材料力学と大学で学習する数学の紹介 材料力学は地味ですが設計の基本です。材料力学とは何か、および、材料力学が関連する研究を紹介します。また、大学1,2年で学ぶ数学がこれらの研究で使用される例を紹介します。 |
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5 | 数学で気づけたこと・数学で気づけなかったこと (PDF) | |
6 | 中古マンションの販売価格を分析する (PDF) | |
7 | 物理現象と微分方程式 (PDF) | |
8 | ある問題が必ず解を持つということはどのようにして示すのか (PDF) | |
9 | 世論調査の数学 (PDF) | |
10 | 「情報」の誤りを数学を使って訂正しよう! (PDF) | |
11 | 確率論とエントロピー (PDF) | |
12 | 一筆書き問題~グラフ理論におけるオイラーグラフについて~ (PDF) |
情報電気工学科
No | プログラム | 出前講座タイトル一覧 |
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1-1 | 情報工学教育プログラム | 科学と工学をつなぐ「情報」の世界 (PDF) |
1-2 | ディジタル技術の基礎-なぜディジタル化するのか?- (PDF) | |
1-3 | 情報化社会を支えるマイクロプロセッサ-コンピュータの心臓部について理解を深めよう- (PDF) | |
1-4 | 医療を支えるAI x 画像処理 | |
2-1 | 電気工学教育プログラム | 電気で細胞を制御する-バイオ・医療・食品・エネルギー分野に応用される革新技術- |
2-2 | 極低温の世界-超電導材料の開発- (PDF) | |
2-3 | DXを支えるセンサー技術-やわらかいセラミックス?- | |
3-1 | 電子工学教育プログラム | 無線通信の発達の歴史と次世代携帯電話技術について (PDF) |
3-2 | 感情の見える化-生体信号によるメンタルヘルス評価- (PDF) | |
3-3 | 信号の科学-三角関数から音声の合成まで- | |
3-4 | 制御工学-思い通りにモノを操る技術- (動画・MP4) |
材料・応用化学科
No | 出前講座タイトル一覧 |
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1 | 分子を見る・並べる (PDF) |
2 | 太陽電池と燃料電池 (PDF) |
3 | 元素戦略に挑む化学 (PDF) |
4 | 液晶の化学 (PDF) |
5 | 遺伝情報とDNAの化学 (PDF) |
6 | 医用材料の化学 |
7 | 超臨界流体への招待 (PDF) |
8 | 日常生活とナノテクノロジー |
9 | 太陽光エネルギーを水素エネルギーに変換 |
10 | 光で駆動する分子の機械 |
11 | マテリアルの魅力を知ろう! (PDF) ■授業テーマ例 ・世界最強!KUMADAIマグネシウム合金 ・空飛ぶ軽金属!アルミニウム合金誕生秘話 ・マイクロマシンの世界 ・クリーンエネルギーを担う太陽電池材料 ・セラミックスが示す多様な機能 ・未来を拓く半導体の世界 ※実際の内容は出前授業の担当教員にお任せください。 |
12 | マテリアルの魅力に触れよう! (PDF) ■授業テーマ例 ・形状記憶合金のしくみ ・超軽量高強度!マグネシウム合金 ・手作り模型で探るナノカーボンの世界 ・加工で変わる金属の性質 ・透明なガスを見てみよう ・光を使って固体内の力を見てみよう ※実際の内容は出前授業の担当教員にお任せください。 |
13 | 未来を拓く分子材料・ナノ材料 |
14 | 変幻自在な高分子の魅力 |
15 | パルスエネルギーを使った新しい材料作製法の研究 |
半導体デバイス工学課程
No | 出前講座タイトル一覧 |
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1 | 半導体デバイスの原理と応用 ※製造プロセス・先端デバイス・集積回路・経済効果などご所望のテーマを備考欄にご記入ください。特にご指定のテーマがない場合には相談させてください。 |
出前授業に関するお問い合わせ先
熊本大学工学部教務担当
TEL. 096-342-3522 FAX. 096-342-3509
E-mail. szk-kyomu(アットマーク)jimu.kumamoto-u.ac.jp
※メールでのお問い合わせの際は、(アットマーク)を半角「@」に変更してください。