国際連携デザインキャンプ(ICDC)
熊本大学工学部では、新しい時代の国際的な連携によるものづくりに対応できる学生を育てるため、韓国・東亜大学校、台湾・国立高雄科技大学と合同で、毎年International Capstone Design Camp & Contest(ICDC)を実施しています。
2010年に韓国・東亜大学校との協働で開始されたこのプログラムは、2016年からは台湾の国立高雄第一科技大学(現・国立高雄科技大学)を加え、3カ国連携で実施。各国20名、計60名の参加学生は、各国2名ずつ、計6名の国際混成グループ10チームに分かれ、5月のオンライン対面式を皮切りに、各チームSNSを通じて議論を重ね、アイデアを検討。7月の企画書発表会、各国教授陣からの指導を経て、8月のキャンプ本番での対面による作品製作を迎えます。
今年度は、台湾・高雄市の国立高雄科技大学を会場に、8月9日から18日までの10日間開催。本学工学部からも20名が参加し、“The interactive devices to enhance and energize a party event(パーティーイベントを盛り上げるインタラクティブデバイス)”というテーマのもと、各チームとも限られた時間内で全力を尽くして作品を製作しました。
参加した学生からは、「単にものを作るだけのプログラムではなく、自分の考え方やスキル、意思疎通のあり方を見つめなおす場となった。きっとこれからの学業やキャリアの支えになると思う。」「人生の中でもトップ5に入るくらい、濃密な時間とかけがえのない思い出になった。挑戦して本当に良かった。」「ただの旅行や語学留学では経験できないことをできる良い機会だった。」などの声が聞かれ、学内の学びだけでは得られない大きな刺激を受け、国を超えた友情を育み帰国しました。
来年(2026年度)のICDCは、韓国・東亜大学校で開催予定。工学部の学生であれば、学科・コースは問いませんので、ぜひ参加してみませんか?詳しい募集要項は、来年3月~4月頃に発表予定です。





