<演題>
「バブル発生のメカニズムの解明に向けて:被験者実験によるアプロ-チ」
<講師>
秋山英三氏(筑波大学 システム情報系 社会工学域 教授)
<講演概要>近年、実験経済学の手法が注目されております。実験経済学とは、実験室の中に仮想的な社会状況を構成して、そこでの人々の行動を分析する方法です。とりわけ、2002年にノーベル経済学賞がバーノン・スミス等の被験者実験研究に与えられてからは、実験を用いた社会経済理論の構築が非常に活発になってきています。
本講演会では、実験経済学を用いて、株式市場などの資産市場におけるバブルとその崩壊が発生するメカニズムについて検証します。「バブルの再来」と言われる昨今であるが、本当に現在の資産価格がバブルの状態かどうかを知る手がかりをつかむことが目的です。
【日 時】7月6日(金) 16:25~17:55(5時限目)
【場 所】工学部2号館 225室
【主催・共催・講演】数理工学科企画
【問い合わせ先】中村 能久(機械数理工学科、e-mail:yoshin45@kumamoto-u.ac.jp、内線:3642)