明治30年に工学部が第五高等学校に創設されて以来、120年の間に工学部が刻んできた歴史をさまざまな記録写真とともにたどります。関連する出来事も掲載しました。一部を除き、写真をクリックすると新しいタブで拡大画像をご覧いただけます。
1989.(平成1)
7
民間機関等からの研究開発等に係る技術相談に応じるため、
地域共同研究センターに科学・技術相談室をおく。
1990.
1
第1回大学入試センター試験が行われる。
3
黒髪南地区に熊本大学生協が営業する新福利施設が竣工落成。
4
大学院工学研究科の電気工学専攻・電子工学専攻・情報工学専攻が電気情報工学専攻に、
工業化学専攻・合成化学専攻が応用化学専攻に名称変更。
6
総合情報処理センターを設置。
12
地域共同研究センターにパソコン通信ホスト局「KCR通信」開局。
1991.
4
大学院工学研究科の資源開発工学専攻・金属工学専攻が材料開発工学専攻に、
機械工学専攻・生産機械工学専攻が機械工学専攻に名称変更。
1992.
4
黒髪地区交通対策委員会により黒髪南地区に遮断機を設置。
9
自然科学研究科でティーチング・アシスタント制度を導入。
1993.
4
電気情報工学科に九州電力株式会社の寄附による「電気エネルギー先端技術講座」を開設。
11
黒髪南地区の現地再開発について、施設長期計画を決定。
最後の黒髪祭開催。
1994.
4
全学的に土曜日の授業を廃止。
10
第1回熊粋祭開催(~11月)
11
地域共同研究センターによる初の高度技術研修を実施。
12
旧熊本工業専門学校機械実験工場建物(工学部研究資料館)と11台の工作機械が国指定重要文化財となる。
1995.
2
総合情報処理センター棟新築工事及び情報ネットワークシステム(KUIC)の完成記念披露式を挙行。
3
工学部で通信衛星を用いた全国的なマルチメディア実験に参加するため、
校舎屋上にパラボラアンテナを設置。
4
授業概要(シラバス)を全学的に作成。
1996.
4
従来の6学科および1共通講座が、
環境システム工学科、知能生産システム工学科、
電気システム工学科、数理情報システム工学科、
物質生命化学科の5学科に改組。
6
工学部で履修登録や学務情報等のオンライン・システム
「キャンパス・インフォメーション支援システム」の稼働開始。
7
リサーチ・アシスタントと非常勤研究員の雇用が可能となる。
11
熊本大学・群馬大学・山形大学・徳島大学・愛媛大学の5大学間で、
「教育・研究の交流に関する協定書」を締結。
1997.
11
工学部創立100周年記念式典を挙行。
12
地域共同研究センター10周年記念事業として「産学官お見合いOn Campus」を開催。
1998.(平成10)
3
附属図書館工学分室を廃止。
4
学生に交付する各種証明書の自動発行機を設置。
学生の健康診断が学生証(IDカード)と自動計測器及びパソコンを組み合わせた
「健康管理システム」へと移行。
熊本大学本部(旧熊本高等工業学校本館)が国の登録文化財に指定される。
理学研究科、工学研究科(修士課程)を自然科学研究科に改組。
6
熊本大学産学官連携研究推進機構を設置。
11
第1回青少年のための科学の祭典・熊本大学が開催され、本学も参加。
この年、工学部に教官組織から独立した組織として技術部が発足。
1999.
4
学部情報システム「SOSEKI」の運用を開始。
衝撃エネルギー実験所と極低温装置室を改組して、衝撃・極限環境研究センターを設置。
6
環境保全センター発足。
7
「重文工作機械動態保存化修復事業」終了記念披露会が行われ、工作機械群の一般公開を開始。
2000.
3
「インターネットによる合否速報」サービスを開始。
5
熊本大学地域連携フォーラムを設置。
11
熊本高等工業学校時代から行われてきた工学部運動会が中止される。
2001.
4
沿岸域環境科学教育研究センター設置。
サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー設置。
環境安全センター設置。
コンピュータによる語学学習システム「CALL」を導入。
5
『熊大通信』創刊。
11
工学部祭開始。この年、工学部主催の学生アイデアコンテスト「もの・クリコンテスト」が始まる。
2002.
4
総合情報処理センターを改組して総合情報基盤センターを設置。
5
本学と熊本県が「地域連携推進連絡協議会」を設立。
10
インキュベーション施設設置。
2003.
4
環境システム工学科・知能生産システム工学科・電気システム工学科の
教育プログラムがJABEEの認定を受ける。
インキュベーション施設開設。
7
学内無線LANシステムを整備し、黒髪キャンパス内での使用を開始。
2004.
2
工学部創立百周年記念事業後援会から寄附を受け、工学部創立百周年記念館を竣工。
3
三洋電機と協定を調印。
4
国立大学法人熊本大学発足。
東京リエゾンオフィスを開設。
サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーをベンチャー・ビジネス・ラボラトリーに改称。
5
工学部関西フォーラムを開催。
9
第1回東京リエゾンオフィス参与会を開催。
10
熊本大学同窓会連合会が発足。
2005.
4
文部科学省の特別教育研究費の採択を受け(平成17年度-21年度)、
ものづくり創造融合工学教育センターを設置。
5
「まちなか工房」をオープン
8
富士電機システムズ株式会社と包括的連携に関する協定等を締結。
財団法人くまもとテクノ産業財団と富士電機システムズ株式会社との三者間で
「アモルファス太陽電池及び自然エネルギー分野等における包括的協力に関する合意書」を締結。
10
初の海外学術イベントとして熊本大学上海フォーラムを開催。
初の海外事務所「上海オフィス」を開設。
2006.
1
ものづくり創造融合工学教育センターが「ものクリ工房」を開所。
4
従来の5学科が、物質生命化学科、マテリアル工学科、
機械システム工学科、社会環境工学科、建築学科、
情報電気電子工学科、数理工学科の7学科に改組。
寄附講座(太陽電池・環境自然エネルギー寄附講座)を開設(平成25年3月31日まで)。
独立行政法人国際協力機構の
「スラバヤ工科大学情報技術高等人材育成計画」に関する大型プロジェクトを受注し、
業務実施契約を締結。
熊本市・熊本県と提携し、企業化育成施設「くまもと大学連携インキュベータ]を開所。
9
熊本大学韓国フォーラムを開催。
独立行政法人科学技術振興機構の地域結集型研究開発プログラムに
「次世代耐熱マグネシウム合金の基板技術開発」が採択される。
11
第1回熊本大学ホームカミングデーを開催。
12
五高記念館設置。
この年度から、「もの・クリコンテスト」はものづくり創造融合工学教育センターが中心となって
「もの・クリCHAKKENGE」と名称変更して継続。
冬には「WINTER CHALLENGE」を4年間開催した。
2007.
2
DOWAホールディングス株式会社と包括的連携に関する協定を締結。
4
自然科学研究科に総合科学技術共同教育センターを設置。
大学院先導機構設置。
eラーニング推進機構、eラーニング推進室を設置。
5
科学技術振興調整費「若手研究者の自立的研究環境整備促進」に
「挑戦的若手研究者の自立支援人事制度改革」が、
同「地域再生人材創出拠点の形成」に
「みなまた環境マイスター養成プログラム」が採択される。
8
水俣市と包括的連携に関する協定を締結。
旧機械実験工場と工作機械群が、日本機会学会より機械遺産の認定を受ける。
10
「熊本大学基金」を創設。
バイオエレクトリクス研究センターを設置。
第五高等学校開校120周年記念式典を挙行。
11
環黄海産学官連携総(学)長フォーラムを開催。
2008.(平成20)
4
ふくおかフィナンシャルグループと「産学連携協力に関する協定」を締結。
九州電力株式会社により、自然科学研究科に「電力フロンティア講座」が設置される。
知的財産創生推進本部、地域共同研究センター、
ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー、インキュベーション施設を再編統合し、
イノベーション推進機構を設置。
6
グローバルCOEに自然科学研究科の秋山秀典教授を拠点リーダーとする
「衝撃エネルギー工学グローバル先導拠点」が採択される。
9
熊本大学韓国KAISTオフィスを設置。
10
工学部運動会復活。
11
熊本大学フォーラム・スラバヤを開催。
東京連合同窓会を設立。
熊本大学・山東大学・亜洲大学(韓国)工学ワークショップが始まる。
2009.
6
ものクリ工房増築棟を開所。
7
イノベーション推進機構大江リエゾンオフィスを設置。
8
イノベーション推進人材育成センターを設置。
夏
熊本大学工学部ソーラーカープロジェクトチームがソーラーカーレース鈴鹿への参戦を開始。
10
熊本大学関西リエゾンオフィスを開設。
11
熊本大学設立60周年記念式典を開催。
2010.
3
熊本大学イノベーション推進機構と中国山東大学国際合作及交流処との間で
国際産学連携サテライトオフィスを設置。
8
韓国の東亜大学校との「日韓合同 Capstone Design Camp」が始まる。
2011.
6
ものづくり創造融合工学教育センターが革新ものづくり教育センターに改組。
この年から、もの・クリCHALLENGEを全国から公募することにした。
12
先進マグネシウム国際研究センター(MRC) 開設。
2012.
1
「福岡モーターショー2012学生製作車両展」に出展したソーラーカーが技術賞受賞。
2013.
2
まちなか工房の街づくりに関する教育・研究活動が第17回九州工学教育協会賞を受賞。
4
パルスパワー科学研究所
8
熊本大学が文部科学省の「研究大学強化促進事業」に採択される。
沿岸域環境科学教育研究センター・合津マリンステーションが
文部科学省の「教育関係共同利用拠点」に認定される。
10
熊本大学附属図書館中央館がリニューアル。
2014.
1
「福岡モーターショー2014学生製作車両展」に出展したソーラーカーが優秀賞受賞。
7
熊本大学が地域の自治体と連携して申請した文部科学省の「地(知)の拠点整備事業に採択される。
9
熊本大学が文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」事業に採択される。
2015.
7
革新ものづくり教育センターがグローバルものづくり教育センターに改組。
8
日韓合同デザインキャンプに台湾の高雄第一科技大学が加って、
名称を「国際連携デザインキャンプ」に変更して開催。
9
熊本大学が申請大学となって応募した文部科学省「地(知)の拠点大学による
地方創生推進事業(COC+)」事業に採択される。
11
熊本大学に「くまもと地方産業創生センター」が設置される。
2016.
4
教育組織として大学院自然科学研究科の体制を維持しつつ
教員組織として大学院先端科学研究部が発足。
熊本地震により大学施設が被災。
工学部1号館損壊により立入禁止。全学臨時休講。
5
講義再開。
2017.
3
黒髪南地区西駐車場にプレハブを仮設し、
工学部1号館にあった社会環境工学科や建築学科、事務部門などが移転。
4
くまもと水循環・減災研究教育センター設置。
5
大学院先端科学研究部と凸版印刷株式会社が熊本城復旧支援で連携協定を締結。
6
工学部1号館の解体工事着工。
- 参考資料
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- 「熊本大学60年史写真集・部局史編・通史編」、熊本大学60年史編纂委員会編、国立大学法人熊本大学、順に2011年10月、2012年10月、2014年3月発行。
- 「熊本大学工学部百年史」、熊本大学工学部創立百周年記念事業実行委員会・記念誌部会編、熊本大学工学部創立百周年記念事業後援会、2000年8月発行。
- 写真資料提供
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- 熊本大学文書館
- 熊本大学五高記念館
- 熊本大学工業会
- 熊本大学工学部附属グローバルものづくり教育センター
- 熊本大学工学部附属まちなか工房