半導体デバイス工学課程
課程長の挨拶
半導体デバイス工学課程へようこそ
日本で初めて、半導体デバイスに特化して設置された学科相当組織である「熊本大学工学部半導体デバイス工学課程」は、この4月に発足2年目を迎えました。本課程では、2年目を迎える2年生と4年生、そして今年度新たに加わった1年生と3年生、計およそ80名の学生が、半導体デバイス工学の学びを日々深めています。4年生はすでに研究室に所属し、卒業研究に本格的に取り組み始めています。
近年、ここ熊本は「半導体」というキーワードで全国的に注目を集めています。先端半導体製造工場が立地している隣の菊陽町では、人口や税収の増加といった具体的な形でその効果が現れています。また、本学の入試倍率も多くの学部で前年比0.5倍程度増加しており、若い世代の皆さんが熊本や半導体業界に対して高い関心と期待を寄せていることがうかがえます。
こうした社会の期待に応えるべく、私たち半導体デバイス工学課程の教員は、教育・研究の両面で力を尽くしています。今年度からは、「地域における半導体産業」や「半導体製造装置論」といった、より実践的かつ産業に根ざした新たな講義も開講され、半導体製造に関する学びが一層充実しました。さらに、2024年4月には大学院に「半導体・情報数理専攻」が新設され、本課程を修了した学生がより高度な学びを継続できる環境が整いました。また、本学は、文部科学省・日本学術振興会による令和6年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」にも採択され、今後、半導体関連研究を一層加速していく予定です。
本課程に入学された皆さんには、充実した教育と研究の機会を活かし、半導体デバイスに関する知識と実践力を身につけ、将来は社会で、さらには国際舞台で幅広く活躍していただきたいと願っています。
このページをご覧の皆様におかれましても、熊本大学工学部半導体デバイス工学課程にご関心をお持ちいただければ幸いです。