機械数理工学科

学科長の挨拶

機械数理工学科へようこそ

機械数理工学科学科長 中西 義孝

 

 機械数理工学科は、ものづくりの基幹技術である機械工学、高度なシステム技術及び必要な数理工学を組み合わせて広範な問題解決に活かせるグローバルな視野を有する人材を育成することを目的としています。

 機械数理工学科は機械系と数理系を融合させた学科であり、九州では熊本大学だけに設置されています。社会のニーズに絶えず答えようとする、いつの時代でも変わらない価値観の機械系と、数学的視点でもって考察し、より理論的かつ合理的な実践を図ろうとする数理系の融合は高い相乗効果をもたらします。効果は情報工学・電気工学・電子工学・土木工学などの工学分野、医療・看護・介護・福祉などの医学系分野、さらには金融・保険・経済・経営などの文系・社会科学の分野へと広がっていきます。例えば、今や私たちの⽇常に⽋かせないスマートフォンは情報技術によって⽣み出されたものと思われがちですが、われわれが手にするツールとなるまでには機械数理工学の力が不可欠です。このように、いくつかの分野が集まる合同プロジェクトにおいて、機械数理の専⾨家がリーダーを務めることが多いという事実もあります。ほぼすべてのものづくり・コトづくりに機械数理工学が必要であり、機械数理工学は社会と産業を陰で⽀える⼤事な基礎・基盤なのです。

 本分野に興味をもっていただき、志が高い皆さんを機械数理工学科教職員一同、歓迎いたします。機械数理工学科でともに未来を創造していきましょう。