土木建築学科
学科長の挨拶
土木建築学科へようこそ
土木建築学科学科長 川井 敬二
熊本大学工学部土木建築学科は、安心・安全で快適な社会を支えるInfrastructure(社会基盤)の整備とそれを支える資源開発や自然環境の保全まで、また、機能・強さ・快適さ・美しさを備えた建築・都市空間の実現という、非常に幅広い分野を研究・教育の対象としています。
加えて、近年増加している自然災害に対し従来の防災のみならず、被害をできるだけ低減するための教育、災害発生後の復旧、復興そして豊かなまちづくりへの展開などのソフト面での充実を図る研究・教育を実施してる点にも大きな特徴があります。
研究においては、土木建築分野へのAIの適用や気候変動の評価解析、CO2削減などの研究分野で画期的な研究が数多く実施されている他、熊本の地に根付いた研究も多く実施されています。例えば、熊本駅や熊本市花畑広場周辺の再開発事業などのプロジェクトでは、主導的な立場で本学科の教員が参画しています。また、「ましきラボ」に代表されるような熊本地震からの復興事業などにも継続して携わっており、卒業研究ではこれら実際のフィールドで学生の皆さんも活躍しています。
学生・教員・卒業生の活動や交流を大切にしていることも本学科の特徴です。本学科は非常に長い歴史を有しており、建築業界、建設業界、官公庁など幅広い業界で多くの卒業生の方々が国内・国外問わず第一戦で活躍しています。1年次の科目「社会と企業」をはじめ、様々な演習や業界説明会などの場で卒業生の方々と直に対話することで、卒業後の具体的な将来像を描くこともできます。また、学生活動も盛んで、建築系学生の自主企画「建築展」、土木系学生・卒業生の「蘇遙会」、学生災害ボランティア組織「熊助組」などが活躍しています。また卒業生の組織である「工業会」では全国で様々な交流や学生のサポートが行われています。
皆さんも、同期の仲間や先輩の方々とともに、これからの熊本、九州、日本そして世界を支える豊かな社会を創造していきましょう。