大本照憲 教授と𡧃根拓孝さん(博士後期課程3年生)、蔵永一輝さん(博士前期課程2年生)が国際水理学会でBest Paper Award IAHR-APD 2020を受賞しました。
受賞した研究タイトルは Effects of submerged weir with an opening on bed deformation and flow structure under live-bed conditions です。
〔概要〕
開口部を有する堰下流の洗掘孔は,堰周辺の流れの三次元構造と砂河床との相互作用から生じる流砂現象である.本論は限界掃流力で正規化された無次元掃流力が局所洗掘に与える影響に着目し,矩形開口部を有する潜り堰下流の河床変動に関する実験的研究成果を示す.実験は動的平衡河床下で実施された.得られた結果は堰の上下流における洗掘孔は相似形であること,極大洗掘深は無次元掃流力に依存することを示した.さらに,二次流を伴う流れの三次元構造は堰下流の洗掘孔とは強い相関のあることが分かった.