土木建築学科

[土木工学] 森山仁志 助教が鋼構造シンポジウム2020 第28回鋼構造年次論文発表会優秀発表賞を受賞しました

森山仁志 助教が2020年11月19日に鋼構造シンポジウム2020 第28回鋼構造年次論文発表会優秀発表賞を受賞しました。

研究題目は「小型鋼板すべり試験による高力ボルト摩擦接合継手のすべり挙動に対する接触圧の影響の検討」です。

本研究では,既設鋼部材の補剛板構造を対象として,面外変形を拘束できる補強部材をフィラーを介して縦補剛材にボルトで連結する構造を提案しています.十字断面柱の圧縮載荷実験により提案構造の補強効果を確認し,またその効果を高める構造詳細についても検討しています.提案構造は,フィラーを用いない従来の補強構造に対して,面外変形の拘束手法や程度を変化させることで,部材の要求性能に応じた補強効果や追加機能を得られる点に新規性があります.

本論文の成果は、鋼構造物の新たな補修方法,耐震補強方法の開発に資するものと考えられます.