土木建築学科

[地域デザイン] 田中尚人先生が関わる「復興は木山中からプロジェクト2019」の報告書が完成しました

土木建築学科の田中尚人先生らが,益城町立木山中学校,益城町教育委員会,本学くまもと水循環・減災研究教育センター,そして本学科地域風土計画研究室の学生らと関わった「復興は木山中からプロジェクト2019」の報告書が3月末に完成しました。

 『復興は木山中からプロジェクト』は,2018年度に引き続き2年目の取り組みで,2018年度は木山中学校の1年生たちが,「益城町の今を未来につたえる」ために,6人でチームとなり30秒のワンカット動画を撮影しました。

2019年度は、昨年度動画を制作した1年生が進学し2年生となり、新たに入学した1年生と一緒に二学年同時進行で,約170名の中学生たちが動画撮影に取り組みました。1年生は昨年度同様、6人でチームを組んで30秒ワンカットの動画をつくりました。動画づくりの経験がある2年生たちは,昨年度よりも1ランク上の動画づくりを目指し,班でつくる動画を60秒に伸ばし、さらにその動画を5本繋げて、各クラスで1つのテーマのある5分の動画を制作しました。

熊本地震を木山中学校生徒として経験した子ども達は既に卒業してしまいましたが,木山中の生徒たちが制作した動画は,益城町における熊本地震やその復興の記憶を継承する,素晴らしい素材となっています.報告書は新年度,それぞれ3年生,2年生となった全生徒に配られたそうです。