機械数理工学科

今村浩二さん(博士前期課程2年)が「日本数学会九州支部 第6回九州若手数学者発表賞」を受賞しました(2021年2月13日)

2021年2月13日に、今村浩二さん(数理工学教育プログラム博士前期課程2年、城本啓介研究室)が「九州若手数学賞賛同者の会(日本数学会九州支部)第6回九州若手数学者発表賞」を受賞しました。この賞は日本数学会九州支部有志主催で、毎年、数学の研究論文・発表などが評価された大学院生に贈られています。受賞者、今村さんは、線形代数における線形独立性の概念を一般化した組合せ構造であるマトロイドと,通信を行う際に効率的かつ正確に情報を伝送するための符号との関係についての研究、特に有限環上の符号に着目し,マトロイド理論の極値問題、マトロイドの表現問題と呼ばれる問題に取り組んでいます。これらの問題は、有限環上の符号の持つ性質の解明や,これまで抽象的な性質の解析のみに終始していたマトロイドの具体的な考察につながると期待されています。今村さんはこれらの研究に関する論文を多数、発表していて、これらが評価されて、今回の受賞に至りました。今村さんは、博士後期課程に進学し、これらの研究を続けていく予定です。