材料・応用化学科

伊田研究室・梶原通央さんが表彰されました!

伊田研究室・伊田グループ・梶原通央君(修士1年生)が化学関連支部合同九州大会(電気化学)においてポスター賞を受賞しました!

~梶原通央くんによるポスター内容の説明~

酸化物ナノシートは高い比表面積や イオン拡散などの性質を持ち、広い産業応用が見込まれています。中でもKCa2Nb3O10は、層間の K+ H+にイ オン交換して水酸化テトラブチルアンモニウム(TBAOH)をインターカレーションすることで容易に剥離・ナノシート化でき、得られたナノシー トは柔軟に曲がることができます。このナノシートからなる自立膜を作製し、プロトン伝 導特性を評価することでフレキシブルなデバイスへの応用を検討しました。得られた自立膜はナノシートが積層したような構造を持ち、柔軟に曲がることが示されました。また湿度とIV・インピーダンスとの関係を見出し、プロトン伝導特性を持つと考えられました。これにより、柔軟さとプロトン伝導特性の両方を持つ材料としての発展が期待されます。