材料・応用化学科

新留研究室・新留グループより論文が掲載されました!

新留研究室よりLangmuirおよびBull. Chem. Soc. Jpnに論文が掲載されました!

~著者による論文概要の説明~

 銀ナノ粒子は様々な細菌に対して抗菌活性を持つことが知られています。しかし、凝集しやすいため、抗菌剤として利用するためには工夫が必要です。新留グループは銀ナノ粒子に金原子を組み合わせて、その抗菌活性を高めることに成功しました。
 まず、Langmuirに報告された論文では、銀ナノ粒子を金原子で被覆し、その水中での分散安定性を高め、また、抗菌活性に重要な銀イオンの放出が促進させることに成功しました。また、Bull. Chem. Soc. Jpnに報告された論文では、銀ナノ粒子にある条件で金イオンを混合することで、銀と金の合金をつくりました。その結果、金銀合金ナノ粒子からの銀イオンの放出が促進され、純粋な銀ナノ粒子に比べ、高い抗菌活性を示すことがわかりました。
 これらのナノ粒子は細胞内に取り込まれることがわかっているので、細胞内に寄生する細菌感染症(抗生物質がなかなか効かない。結核など。)の治療剤として期待されます。

~論文に関して~

1, H. Ichimaru, A. Harada, S. Yoshimoto, Y. Miyazawa, D. Mizoguchi, K. Kyaw, K. Ono, H. Tsutsuki, T. Sawa, T. Niidome, Gold coating of silver nanoplates for enhanced dispersion stability and efficient antimicrobial activity against intracellular bacteria, Langmuir, 34, 10413-10418 (2018)
2, A. Harada, H. Ichimaru, T. Kawagoe, M. Tsushida, Y. Niidome, H. Tsutsuki, T. Sawa, T. Niidome, Gold-treated silver nanoparticles have enhanced antimicrobial activity, Bull. Chem. Soc. Jpn., in press