新しい工学部1号館は、最新技術が詰まったハイテク・エコ建築!

土木建築学科田中 智之 教授 熊本地震により甚大な損傷を受けた工学部1号館が建替となり、今春リニューアル・オープンします。約半世紀に渡って工学部の研究、教育そして業務の拠点として活躍してきた先代校舎に替わり、4月に開館する新校舎をその特徴と共にご紹介しましょう。

[特徴1]広場を生み動線をスムーズにする配置計画
 建替前は108m以上もあった建物長さを10m近く抑えたことで、西隣の工学部研究資料館周辺にオープンスペースが生まれ、南北動線をスムーズにつなぎます。将来は桜を囲う広場になると良いですね。

[特徴2]徹底的にシンプルな構成
 鉄筋コンクリートの壁が格子状に組まれたような、堅固な外観が印象的な建築は無駄のない寸法規格で構成され、外階段や面積区画など、従前建築にあったものを設計の効率化により削減しています。

[特徴3]フレキシブルかつ持続可能な建築
 内部では配管や電気配線などのインフラが「見える化」され、使いやすくメンテナンスしやすい空間が広がっています。また空調や照明は省エネや地球環境に配慮していることは言うまでもありません。

 一見、何の変哲も無いコンクリートの箱のような校舎と思いきや、実はキャンパスのことや、地球そして未来のことも考えたハイテク・エコ建築なのです。工学部へお越しの際は是非お立ち寄りください。

  • 左の⼯学部研究資料館(改修中)との間に
    桜の広場ができる予定
  • コンクリートと⽊質系ルーバーが
    調和したシンプルな外観