新学科「完成年度」を振り返って

情報電気工学科 学科長常田 明夫 教授

 今年度は2018年度に新しく発足した情報電気工学科の最初の入学生が4年目を迎え、初めての卒業生を送り出す「完成年度」となりました。2年次で配属された電気工学、電子工学、情報工学の3つの教育プログラムにおいて、各学生は専門性を高め、4年次での卒業研究に取り組んでいます。

 今年度当初(4月)は、入学式をはじめとする行事が無事行われた後、1~2年次の授業はハイブリッド(対面とオンラインの併用)で行われました。しかし4月後半に感染が拡大し、オンライン授業に戻すこととなりました。課外活動も制限されるなど、不安や不便が続く中、学生と教職員は学びの活動を続けてきました。後期(10月)に入ると、急速に感染が減少していき、ついに11月から全面的な対面授業が始まりました。密を避けるために、受講者数の多い授業は2教室に分かれて配信を使った授業となりましたが、休み時間や放課後に、講義棟やその周辺に学生が集い、笑顔で会話する様子など、以前のキャンパス風景が戻ったところを見ると、感慨深い気持ちになるとともに、対面での交流の大事さを改めて感じました。(依然として学生の顔全体が見れないのが残念ですが。)しかし、それも束の間、年明けに再度急速な感染拡大が始まり、またオンライン授業に戻ってしまいました。

 学生のみなさんには、専門知識はもちろん、今後もこのような困難な状況に柔軟に対応できる力を身に付けてほしいと願うばかりです。Learning must go on!

対面授業の様子(この映像が隣の教室にも配信されています)
対面授業の様子(この映像が隣の教室にも配信されています)