工学部における就職活動支援

現況と今後

令和元年度
就職連絡会委員長
松田 元秀 教授

 工学部では、本学学生支援部学生就職支援課の協力を得ながら毎年就職ガイダンスを行っています。2019年秋には2021年3月修了・卒業予定の学生に向け2回のガイダンスを開催しました。ガイダンスは二部構成で、前半は学生就職支援課の日和田課長から、就職希望学生を取り巻く現況と学内で開催される様々な就職支援について紹介いただきました。後半私の方からは、2018年度工学系修了・卒業生の就職実績に基づき専門分野ごとの状況を説明しました。当日は、参加学生からの熱い眼差しを受けての講演となりました。ガイダンス後に行ったアンケートでは、「なぜ企業で働くのかということをしっかり考え、自分の軸を作ることの重要さを再確認できた」、「学内での就職サポート案内から有益な情報が得られることを知った」といった声も聞かれ、担当者としては一定の成果や効果があったものと感じることができました。

 ところで、(一社)日本経済団体連合会(経団連)から「採用選考に関する指針」の廃止方針が示されて以降、企業の採用活動スケジュールに関して様々な意見や情報が飛び交っています。政府が経団連に対し2021年3月修了・卒業学生の就職・採用活動に関しては現行と同じ日程の遵守を要請していることから、本学では現行日程に沿って就職活動支援を続けています。その一方で、各企業の採用担当者との情報交換から、日程に流動性が生まれることが懸念されます。工学部としては各業界における採用活動の今後の動きや企業採用担当者との密な情報交換などを通して、遅れをとることがないよう各学生に対し就職活動支援を行いたいと思っています。