目まぐるしく変化する環境のなかで活躍する土木建築

土木建築学科 学科長田中 智之 教授

 2018年4月の工学部改組から丸4年が経過しようとしており、この春、改組後の入学組が初めての卒業を迎えます。その間、熊本地震後のプレハブ仮設生活から新工学部1号館への引越し、新型コロナウィルス感染拡大に伴うリモート授業など、目まぐるしく環境や状況が変化した4年でした。

 その中でも本学科の学生・教職員は工夫をしながら教育・研究に励み、様々な取り組みや成果を挙げてきました。依然続く益城町の復興や、まだ記憶に新しい令和2年7月豪雨による人吉・球磨地方の復旧・復興など、特に災害復興に関する活動は土木、建築分野ならではの取り組みと言うことができるでしょう。

 キャンパスでも明るいニュースが。震災後より長らく足場で囲われていた工学部研究資料館や、五高記念館の修復が建築教員の監修の元ほぼ完了し、最近仮囲いが外されました。特に研究資料館は工学部1号館のお隣ということで、あの赤煉瓦との再会に懐かしさと同時に、復興のフェーズが進んだことを一同実感しております。卒業式には桜と共に記念撮影で賑わうことでしょう。

復旧がほぼ完了した工学部研究資料館と工学部1号館
復旧がほぼ完了した工学部研究資料館と工学部1号館