「新しい日常」における学びへ

令和2年度
材料・応用化学科 学科長
高藤 誠

 今年度は、新型コロナの流行に伴い、4月以降、感染に注意を払いながら教育活動、研究活動を行ってきました。学生にとっては、教室やキャンパスでの活動を大きく制限され、サークル活動や交流活動ができない状況が続きました。特に1年生は、入学直後からリモート授業が開始されたため、想い描いていた学生生活が送れなかった1年だったと思います。学科として、ハイブリッド授業の実施、リモートに対応した講義、演習、実験内容の変更など、レベルを落とすことなく、新しい日常における教育方法、教育ツールの導入に取り組んできました。後学期からは、徐々にキャンパス内での受講や交流活動ができるようになっています。

 材料・応用化学科に改組され3年が経過しました。来年度は、物質材料工学、応用生命化学、応用物質化学の3つの教育プログラムから、初めての卒業生を輩出することになります。アフターコロナの環境で、求められる人材も変容してくると考えられますが、本学科で学ぶ学生が、大学での様々な活動を通して、知識、思考力、実行力を身に付け、豊かな社会の持続的発展に資するための人材として成長していくことを期待しています。

感染対策をした実験トレーニングの様子
感染対策をした実験トレーニングの様子